↑より引用
北海道によりますと、「カレニア・セリフォルミス」は、2020年10月にロシアのカムチャッカ半島沿岸で発生した赤潮の原因と同じで、低水温でも増殖することができるとされています。
海水温が低下するこれからの時期も増殖し、太平洋沿岸での被害が長期化する懸念があります。
カレニア・セリフォルミスを調べてみても日本語では今回のニュースくらいでしか見つかりません。非常にマイナーな存在なのでしょうか?
日本のウィキペディアには情報はありません。
↑より引用
ギムノディニウム属 Gymnodinium spp.
ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマ Heterocapsa circularisquama
カレニア属 Karenia : ギムノディニウム属から分離された属。有毒種を多く含む。
カレニア・ブレビス K. brevis (旧 Gymnodinium breve)
カレニア・ミキモトイ K. mikimotoi (旧 Gymnodinium mikimotoi)
海外のWikipediaで見つかりました。
↑より引用
Karenia selliformis is a species from the genus Karenia, which are dinoflagellates. It was first discovered in New Zealand.[1] Karenia selliformis produces the highly toxic gymnodimine, and as such is a potentially harmful ocean dweller.[2] Gymnodimine is a nicotinic acetylcholine receptor-blocking phycotoxin, a source of shellfish poisoning.[3][4][5]
Karenia selliformisは、ニュージーランドで最初に発見された渦鞭毛藻類Karenia属の一種です[1]。ギムノジミンは、ニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する植物毒素であり、貝毒の原因となる[3][4][5]。
大きな被害がでたロシアの件は何故か載っていません。
植物毒素「ギムノジミン」は?
↑より引用
分子式: C32H45NO4
その他の名称: ジムノジミン、Gymnodimine、(5S)-3-Methyl-5-[[(4aR,5S,6E,8S,11S,13R,14S,15E)-3,4,5,8,9,10,11,12,13,14,17,18-dodecahydro-7,13,15,20-tetramethyl-8-hydroxy-2H-5,4a-[1]buteno-11,14-epoxy-1-azabenzocyclohexadecen]-21-yl]furan-2(5H)-one、ギムノジミン
分子式とかが出てきましたorz
あとは公開された論文等になるので本当に情報が少ないようです。
ロシアのカムチャッカ半島での被害は過去に取り扱っていました。
↑より引用
9月初め、海水は灰色がかった黄色に変わり、水面には乳白色の分厚い泡が立った。
あたりの空気は強い悪臭で満たされた。
2020年10月のロシアのカムチャッカ半島での被害の第一報は有毒物質と言われていましたが、これが原因で赤潮発生だったのでしょうか??
ロシア政府系のネットメディア「Russia Beyond」より
↑より引用
とはいえ、赤潮が今回の事件の主因だという説を皆が受け入れたわけではなく、専門家の中にも異議を唱える人がいる。ハラクトィル海岸の10キロメートル北では、赤潮に特徴的な毒素が検出されていない。「このように被害は局所的で、藻が原因だとしても、例えばコゼリスク試験場から薬剤が漏れ出したなど、藻の大繁殖を促す何かがあったはずだ」と水文地質学者のゲオルギー・カヴァノシャン氏は考えている。
ロシアの公式見解は赤潮で懐疑論があるような状態だったようですね…。
まあ、おそロシアなのでどうなんでしょうか?
↑より引用
近年,有害有毒藻類に殺藻効果を示す殺藻細菌が,大阪湾においてアマモの葉体に多く付着生息することが発見されたことから,殺藻細菌の供給源としてのアマモ場の赤潮防除能が期待されています。本研究では熊本県上天草市の宮津湾に自生しているアマモ場において,殺藻細菌を探索し,さらに分離した殺藻細菌の殺藻性状を調べました。
↑より引用
微生物叢(びせいぶつそう、英: microbiota 英語発音: [ˌmaɪkɹoʊbaɪˈoʊtə])とは生態系における生きた微生物の集合のことであり、それらの遺伝情報を含意してマイクロバイオーム(英: microbiome 英語発音: [ˌmaɪkɹoʊbaɪˈoʊm])と呼ばれることもある。微生物叢は細菌をはじめとした多様な微生物によって構成されており、これら構成成分の組成構造は、微生物叢が定着する環境ごとに異なっている。微生物叢は動植物の体表面や体内に共生的に定着している他、土壌や海中から地下鉄の車内に至るまで、様々な環境に存在している。
↑より引用
記憶喪失性貝毒による毒化がみられた動物は、二枚貝類ではムラサキイガイ、イガイ、ホタテガイ、マテガイなど、甲殻類ダンジネスクラブ(ホクヨウイチョウガニ)、スベスベマンジュウガニ、魚類アンチョビーなどで、さらにこれらを摂食した水鳥やカリフォルニアアシカにも記憶喪失性貝毒の蓄積がみられた。記憶喪失性貝毒は珪藻シュードニッチャ属、ニッチャ属、アンフォラ属によって産生される。紅藻フジマツモ科ハナヤナギ、サンゴモ科カニノテ、ケヒメモサヅキ、マサゴバシリ科ニセイバラノリなどから高濃度の記憶喪失性貝毒が検出された。
↑より引用
カレニア・ミキモトイは、夏季の高水温時に発生することが多い赤潮種で、発生海域は茶褐色に着色します。本種の密度が数千細胞/ml以上になると、生簀の魚介類がへい死するなどの被害を引き起こす可能性があり、本県では平成18年8月に益田地区において蓄養中のアワビ・サザエが大量へい死する被害が出ています。なお、本種による人体への影響は報告されていません。
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