▼追加ソース
元の論文はこちら。サイエンス誌になります。
オランダで流行している「subtype-B HIV-1」サブタイプBと呼ばれるHIVの変異体が毒性が強いとのことです。
研究者のクリス・ウィマント氏のtweet。
We discovered a highly virulent variant of HIV in the Netherlands, now published in Science. Levels of virus 3.5-5.5x higher, immune cell decline 2x faster, increased transmissibility. Striking eg of evolution. W @ChristoPhraser @HIVMonitoringNL & partners https://t.co/vJsNtr2yI9 pic.twitter.com/Be4wBVTAyi
— Chris Wymant (@ChrisWymant) February 4, 2022
DeepL翻訳
オランダで強毒性HIVの変種を発見し、このたびScience誌に掲載されました。ウイルスのレベルは3.5-5.5倍高く、免疫細胞の減少は2倍速く、感染力は増大している。進化の顕著な例。
Researchers in the Netherlands discover a "highly virulent variant" of #HIV with cases dating back to the 1990's, highlighting how the virus“still has the potential to evolve and adapt" https://t.co/BtcXbRL3cl @CTVNews @BNeustaeter
— Avis Favaro (@CTV_AvisFavaro) February 3, 2022
オランダの研究者が1990年代にさかのぼり、HIVの「強毒性変異体」を発見、ウイルスがいかに「進化と適応の可能性を持っているか」を浮き彫りにする
↑より引用 DeepL翻訳
オランダの研究者らは、免疫系の強度がより急速に低下し、早期に治療しないと健康被害がより大きくなる可能性のあるHIVの「強毒性変異型」を発見しました。この研究では、VB型と呼ばれるサブタイプB HIV-1の変種に感染した患者は、他のHIV変種に感染した患者と比較して、抗レトロウイルス治療前に「著しい」違いを示すことが明らかにされた。
この研究によると、VB型の感染者は、血液中のウイルス量が多く、CD4細胞数が他の型の感染者に比べて2倍の速さで減少していることが報告されている。CD4細胞は、T細胞としても知られ、感染と戦い、身体の免疫システムを保護する白血球のサブセットである。
“highly virulent variant” 「強毒性変異型」…。なんだか恐そうな内容です。
ニューヨークポストでも記事になっています。
↑より引用 DeepL翻訳
この発見は、ウイルスがより毒性が強くなるように進化することができるという説を裏付けるもので、COVID-19のデルタ変異体など、他の例も見つかっている。このVB変異体の発見は、「ウイルスが進化して弱毒化するだけだと過信してはいけないという警告になるでしょう」とワイマント氏はこのニュースアウトレットに語った。
このウイルスは早期に適切な治療薬を使う事が有効とされているようです。
この変異は新型コロナウイルスのデルタ株のように強毒化したケースであり「変異するごとに弱毒化」する説を否定しているようです。
オミクロン株は最終的にどのように判断されるか不明ですが、弱毒化であって欲しいものです。
↑より引用
ウイルス学が専門の長崎大学熱帯医学研究所の森田公一所長に聞いてみた。「ウイルスはほかの生物の細胞のなかに入らないと生きていけないものです。つまり、必ず何かに寄生しないといけない。寄生した宿主を殺してしまったら、ウイルス自身も死んでしまう。長期的に見れば、ウイルスは宿主と共存するために、“弱毒化”していきます。天然痘のように強い病原性をずっと維持しているウイルスはありますが、“強毒化”していったウイルスは存在しません」(森田先生)
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