▼追加ソース
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の9月23日のプレスリリースより。

↑より引用
●サンプル中の結晶に閉じ込められた液体の水を発見した。この水はかつてリュウグウ母天体にあった水であり、塩や有機物を含む炭酸水であった。●リュウグウの天体内部に存在した液体の水から、サンゴ礁のような形をした結晶が成長していた。
●リュウグウの母天体では、水と岩石の比率が表層と地下内部で異なり、地中深くの岩石の方が水を多く含んでいた。
発見されたのは水だけではありません。上の記事にもありますが多くのデータが取れています。
リュウグウの形成から衝突破壊までの歴史(太陽系内での形成とその位置、天体材料物質の情報、含まれていた氷の種類、天体表層および内部での水との反応による化学進化、天体衝突の影響など)が判明した。また、リュウグウサンプルには、衝突破壊前の母天体の表層付近の物質と天体内部の物質が混在していることが判明した。さらに、リュウグウサンプルの硬さ、熱の伝わり方、比熱、密度などを実測し、この実測値を使って、リュウグウ母天体形成後の天体内部の加熱による温度変化、および衝突破壊プロセスの数値シミュレーションを行い、リュウグウの形成進化をコンピュータ上で再現した。
#J_PARC 【プレスリリース】小惑星探査機「はやぶさ2」初期分析 石の物質分析チーム
研究成果の科学誌「Science」論文掲載についてhttps://t.co/YzalpCM9qB pic.twitter.com/eT2I2uA82S— J-PARC (@J_PARC) September 23, 2022
リュウグウの石の物質分析に関する論文が出ました.Nakamura+ (2022) Formation and evolution of carbonaceous asteroid Ryugu: Direct evidence from returned samples. Science. リュウグウは岩石/水の重量比 <1 のアルカリ性水溶液環境で形成.硫化鉄中に炭酸水も発見.https://t.co/y5FidgNJCQ
— 橘 省吾 | Shogo Tachibana (@ShogoCitrus) September 22, 2022
【#宇宙ニュース】
「はやぶさ2」がリュウグウから持ち帰ったサンプルの中から、液体の水を発見数十μの大きさのサンプルの中に空洞があり、そこに閉じ込められていたそうです#はやぶさ #宇宙 https://t.co/mYD4V7NdQ5
— オンラインプラネタリウム (@onlineplane) September 23, 2022
論文のタイトルは日本語では「炭素質小惑星リュウグウの形成と進化:リターンサンプルから得た証拠」となっています。
水発見だけが中心のニュースではないようです。
論文はこちらから↓
少し前にはサンプルからアミノ酸が見つかったとニュースになりました。「はやぶさ2」による色々な成果が出始めています。



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