▼追加ソース
NATOがロシアを敵国認定、中国の「組織的な挑戦」初明記…首脳会議で新たな「戦略概念」採択https://t.co/ByZsLkaz9S#国際
— 読売新聞 国際 (@YOL_world) June 29, 2022
元の読売新聞の見出しですが「事実上の敵国認定」や「“敵国認定”」のように濁さなくて大丈夫なんでしょうか(;’∀’)
何かミスリードされている予感がします。
↑より引用
NATOは集団安全保障のシステムであり、独立した加盟国は第三者による攻撃から互いに防衛することに合意している。冷戦時代、NATOはソビエト連邦の脅威に対する牽制の役割を果たし、ソ連崩壊後もバルカン半島、中東、南アジア、アフリカで軍事作戦を展開してきた。
↑より引用
北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)は「集団防衛」、「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務です。
NATOは元々ロシアと対峙している組織のように思えますし、防衛を目的にしているイメージでしたが“敵国”と宣言するものなのでしょうか?
ウクライナ側はNATOへ安全の保証を求めているようです。
「私たちには安全の保証が必要だ」=ゼレンシキー宇大統領、NATOへメッセージ https://t.co/fM2YZR3by6
— ウクルインフォルム日本語版 (@Ukrinform_JP) June 29, 2022
ロシア側のタス通信では?
Главы государств и правительств Североатлантического альянса приняли в Мадриде новую Стратегическую концепцию НАТО, в которой Россия названа прямой угрозой.
Собрали основное, что известно о событиях на Украине и вокруг нее:https://t.co/tu9wmJK0t7 pic.twitter.com/3vE7IXdsOA
— ТАСС (@tass_agency) June 30, 2022
DeepL翻訳
北大西洋同盟の各国首脳は、マドリードで新しいNATO戦略構想を採択した。ロシアを直接の脅威としている。ウクライナとその周辺の動きについて、私たちが知っている主なものを集めました。
直接の脅威? 敵国認定とはいっていません。元のNATOを調べてみたほうがよさそうです。
NATO首脳が新戦略構想を承認
↑より引用 DeepL翻訳
この文書では、ロシアを同盟国の安全保障に対する「最も重大かつ直接的な脅威」と定義する一方、初めて中国を取り上げ、北京が同盟国の安全保障、利益、価値に対して提起している課題について述べています。また、気候変動は「我々の時代の決定的な課題」であると述べている。戦略概念は、ほぼ10年ごとに更新され、NATOで2番目に重要な文書です。同盟の価値を再確認し、安全保障上の課題を集団的に評価し、同盟の政治・軍事活動の指針となるものです。旧版は2010年のNATOリスボン・サミットで採択された。
このページにPDFファイルで公開されています。詳細はこちらをご覧ください。
View the NATO 2022 Strategic Concept
↑より引用
The Russian Federation is the most significant and direct threat to Allies’ security and to peace and stability in the Euro-Atlantic area
ロシア連邦は、同盟国の安全保障と欧州・大西洋地域の平和と安定に対する最も重大かつ直接的な脅威である。
何となくですが、“敵国認定”という読売新聞の見出しよりはオブラートに包んでいる感があります。
他のメディアの伝え方を見てみると“敵国認定”とはしておらず「直接的な脅威」が多いようです。ちょっとオーバーな見出しだったのかもしれません。
コメント一覧