▼追加ソース
渡邉信氏のウィキペディアページがありましたが古い情報で止まっているようです。
↑より引用
渡邉 信(わたなべ まこと、Makoto M Watanabe、1948年3月5日 – )は日本の藻類学者。筑波大学大学院教授。東南アジア淡水系およびシャジクモ類の保全生態学や、アオコなど有毒藍藻の研究で知られる。近年は藻類オイル(en:Algae fuel)の研究に携わっており、2010年には炭化水素生産効率の高い従属栄養性藻類であるオーランチオキトリウムに関する研究を発表した。
ついに国の予算がついた…藻類バイオマスエネルギーで日本が本当に産油国になる日
藻類バイオマスエネルギー研究を続ける(一社)藻類産業創成コンソーシアム理事長で筑波大学共同研究フェローの渡邉信さんのプロジェクトに国の予算がついた。#筑波大学 https://t.co/WqtEwnHC4D
— TSUKUBA FUTURESHIP(筑波大学公式) (@Futureship1) January 5, 2023
渡邉信氏が理事長を務める藻類産業創成コンソーシアムより。
↑より引用
藻類には、細胞内に脂質を多く含んだ藻が多数存在しています。その細胞を破壊し、脂質を取り出して化学反応させればオイルを得ることができます。中でも、燃料に適した炭化水素を大量につくる藻として「ボトリオコッカス」と「オーランチオキトリウム」が注目をあびています。
↑より引用
・生活排水などの汚れた水の中での棲息を比較的好む。
・他のバイオエタノール(トウモロコシなど)と異なり、食用とされないので、食糧問題を避けることができる。現在、ボトリオコッカスが作り出す油は1ヘクタールあたり年間118トンと見積もられており、トウモロコシの0.2トン、アブラナ(菜種)の1.2トン、アブラヤシの6トンに比べ格段に多い[8]。
オーランチオキトリウムのほうはコストの問題で研究が断念されたとなっています。
↑より引用
オーランチオキトリウム(学名:Aurantiochytrium)とは、水中の有機物上に、小さな細胞集団を作る微生物。無色ストラメノパイルであるラビリンチュラの1種である。炭化水素を高効率で生成・蓄積する株が日本の研究者によって発見され、石油の代替燃料を生産できる「石油を作る藻類」として注目されていた[1][2][3]。 2018年7月、コスト削減が進まず、実用化のための研究開発が断念された[4]。
別のインタビュー記事では「混合栄養藻」となっているので、恐らくは上のどちらかと組み合わせたものだと思われます。
↑より引用
そこで、単一のエリート藻類ではなくて、その土地土地に住んでいる、いわゆる雑藻類、土着の藻類を使ってみたら生産が非常に安定していたのです。また、光合成だけで増える藻は、深さ0.2メートル以内でないと増殖が難しいのですが、混合栄養藻類は深さ1.4メートルのタンクでも増えた。これによって藻類による単位面積あたりの下水処理量も格段に変わり、つまりは培養面積の問題も解決され、より現実化してきたのです。
論文もあるようです。しかし査読などで意見が分かれるMDPIでの掲載です?
↑より引用 DeepL翻訳
将来の展望
はじめに」のセクションで述べたように、HTL藻類経路の全体的な経済性は、藻類バイオマス生産性の向上により強く影響される[24]。したがって、HTLバイオ原油を効率的に生産するためには、安定的かつ高い藻類バイオマス生産量を確保することが不可欠である。混合栄養藻類の深層水ポリカルチャーと廃水処理処理を組み合わせることは、この要件を満たす最も有望な方法である。
↑より引用
近年の評価
MDPIは多くの物議を醸しているものの、その規模はめざましく拡大している。2019年時点で世界で5番目に出版論文数が多い学術出版社となり、また多くのジャーナルにおいて2015年から2019年の4年間で引用指数が上昇した。また、2019年に出版された論文の投稿から公開までの日数の中央値は39日であった[77][78]。
つい先日もバイオマス発電がらみと思われる問題が起こっていました。
藻なら食用と競合することもなくリスクも低そうです。
研究が上手くいくことを願っています。
↑より引用
地溝油(ちこうゆ、英: Gutter oil, sewer oil、中国語: 地沟油 / 地溝油、拼音: dìgōu yóu, 餿水油 (sōushuǐ yóu))とは、主に中国において闇市場で流通している再生食用油のこと。工場などの排水溝や下水溝に溜まったクリーム状(あるいはスカム状)の油を濾過し、精製して食用油脂として使われる油。日本では下水油(げすいあぶら)と紹介されることも多い。また、ドブ油(どぶゆ)などとも言われる。
コメント一覧