【新型コロナ悲報】インドで三重変異株を確認　感染力が強く、免疫をすり抜ける可能性　「E484K」「D614G」「H146delとY145del アミノ酸欠失」

上の記事の出典元記事より

Triple Mutation Variant In India Emerges As Fresh Worry In Covid Battle

As India reports nearly three lakh cases and over 2,000 deaths in 24 hours, the biggest jump since the pandemic erupted, a new mutation in the COVID virus has e

www.ndtv.com

↑より引用
For now, the triple mutation has been classified in India as a “variant of interest” rather than “variant of concern”.

現時点では不明点が多いのでしょうが、脅威分類はそれほど高くない可能性も。

上の記事の出典元である「Times of India」の最新ニュースより

Triple mutant strain in West Bengal: Triple-mutant ‘Bengal strain’ a new worry in second wave | Kolkata News - Times of India

The Covid-19 virus that is doing the rounds in Bengal is increasingly being found to be an indigenous triple-mutation (B.1.618), only the second one i

timesofindia.indiatimes.com

B.1.618＝Triple-mutant　Bengal strain「トリプルミュータント”ベンガル株”」と呼んでいるようです。なんだか強そう…。

New immune escape coronavirus variant found in West Bengal, say experts

After the new mutant variant was found in Maharashtra, a new lineage of SARS-CoV-2 -- which can escape immunity even if a person has contracted the virus before

www.indiatoday.in

インドのオンライン新聞「ThePrint」によると…。

MSN

www.msn.com

↑より引用
What’s different about B.1.168?
The B.1.168 variant is characterised by the deletion of two amino acids in the spike protein — described as H146del and Y145del. Both of these are linked to immune escape — that is the ability to escape a person’s immune system even if they have been exposed to the virus before and have the capability to produce antibodies against it.
＜略＞
The structural impact of the deletion of the two amino acids on the spike protein is yet to be understood completely, he added.
Along with these two deletions, the B.1.168 lineage also carries the D614G mutation in the spike protein, which has been earlier associated with increased infectivity.
The lineage also has the E484K, a major immune-escape mutation also found in a number of emerging lineages across the world.

E484Kは東京で出回っている奴ですね。

【新型コロナ】東京の病院で異なる変異のウイルスを検出　免疫逃避の「E484K」のみ？

blog.yorolog.com

南アフリカ変異株（501Y.V2）、ブラジル変異株（P.1）、フィリピン変異株などが持つ免疫逃避と呼ばれる変異です。

D614Gは昨年ニュースになっていました。感染力の増加につながっています。

【コロナ】マレーシアで感染力10倍の変異株「D614G」を確認　インド、フィリピンから流入か？

blog.yorolog.com

Nature ハイライト：SARS-CoV-2スパイク変異株はウイルス複製を増強する | Nature | Nature Portfolio

Natureは、毎週木曜日発行の国際的な総合科学ジャーナルです。掲載される論文は、独創性、重要性、社会性などの観点から査読を受けたもので、時に、科学界のみならず社会にセンセーションを巻き起こすことさえあります。また論文以外にも、社会的関心の高い、信頼性のある科学関連ニュースや、News & Viewsなどの解説記事、社

www.natureasia.com

↑より引用
スパイク遺伝子中のD614G変異が優勢になってきたことが明らかになっている。この変異は、ウイルスの伝播性を高める可能性が示唆されている。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。日本は2月末の安倍首相の号令により一斉にスタートダッシュを切りました。これまでのところ感染の爆発的な広がりは起こっていないようです。しかし、疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐

www.covid19-yamanaka.com

↑　山中伸弥教授のページより引用
イギリス型、南アフリカ型、ブラジル型にはそれぞれ数多くの変異が存在しています（図１）。しかしこの論文では3つの変異株に共通の変異（N501YとD614G)、南アフリカ型とブラジル型に共通の変異（E484K）、イギリス型に特徴的な変異（Δ69-70）に注目し、ワクチン接種者の血清がどれくらいの中和活性を示すかを調べています（図3）

このD614G変異はイギリス型、南アフリカ型、ブラジル型の共通変異となると、インドのこのウイルスだけ大騒ぎになるのに少し疑問も出てしまいます。

H146delとY145del アミノ酸欠失
上の記事によってはこの欠損の影響はよくわかっていないようです。
形が変わるので免疫逃避につながるのではと言われているようですね。

あくまで素人の個人的な感想ですが、複数の変異は他の海外変異株でも起きているので、どれも等しく正しく恐れるが正解のように思えます。
どの海外変異株も国内に入れないように、水際対策の徹底をして欲しいですね。