【新型コロナ】国内で“新たなデルタ株”を確認　「L452R」変異にアルファ株類似の「N501S」変異　ネット「最強候補爆誕！」「スーパーデルタ株か…」

▼追加ソース

国立大学法人 東京医科歯科大学

www.tmd.ac.jp

「N501S 変異を有する新たなデルタ株（B.1.617.2 系統）の市中感染事例(国内第１例目)を確認」

↑より引用
・ 2021 年 8 月中旬の COVID-19 患者から検出したデルタ株から、アルファ株主要変異（N501Y）の類似変異である N501S 変異を有する新たなデルタ株の市中感染事例を確認しました。

・ 分子系統解析の結果、N501S 変異を有する当該デルタ株は、国内で新たに変異を獲得した可能性が極めて高いことがわかりました。

・ N501S 変異を有するデルタ株は、世界では 8 例のみ報告されており、国内では第１例目の報告となります（2021 年 8 月 27 日現在の GISAID 登録データ）。

そもそもデルタ株こと「B.1.617.2」は「L452R」「T478K」「D614G」「P681R」の４つの変異です。
これに「N501S」が加わったのか、どれかが置き換わったのかは記事やプレスリリースからは判断できません。

新たな変異「N501S」は世界で８例しかなくデータが見つかりません。メジャーな変異株にはなっていないようです。

・感染伝播性の増加が懸念される変異（N501Y 変異）とは？
N501Y 変異は、感染および伝播性の増加が懸念されている変異であり、特にアルファ株（B.1.1.7 系統）については、二次感染率の増加や重症・死亡リスクの増加の可能性が示唆されています。今回報告したN501S 変異も N501Y の類似変異であると考えられることから、N501Y 変異と同様の特徴を有する可能性が示唆されます。

東京医科歯科大では「N501Y」と同様として扱うようです。

メジャーな変異株の「N501Y」について

「欧州疾病予防管理センター」の「Variants under monitoring」の情報で調べてみると…。

SARS-CoV-2 variants of concern as of 1 June 2023

ECDC regularly assesses new evidence on variants detected through epidemic intelligence, rules-based genomic variant screening or other scientific sources.

www.ecdc.europa.eu

「N501Y」は懸念される変異株　Variants of Concern (VOC)の中ではAlpha「B.1.1.7」、Alphaの変異型「B.1.1.7+E484K」、Beta「B.1.351」、Gamma「P.1」の４つが持っています。５つ中の４つで、唯一delta株だけが持っていません。
あれ、これはヤバいのが揃ってしまう？

デルタ株に「感染伝播性の増加」？

免疫回避と呼ばれる「L452R」に「N501Y」と同様と扱われる「N501S」が加わった変異株となります。

【新型コロナ】インド変異株の「L452R」は日本人の免疫を低下させる！？　日本人にとって他の変異株よりも危険な可能性も

blog.yorolog.com

ただでさえ感染力が強いとされているデルタ株に「感染伝播性の増加」…。ちょっと考えたくないですね。

【新型コロナ】デルタ株感染力は水痘に匹敵と米ＣＤＣ内部資料が警告　科学ニュース＋板の反応は？

blog.yorolog.com

拡がらない事を願いたいですが、デルタ株より感染力が上がるとなると、早く封じ込めないと大変な事になりそうです。