【新型コロナ】12歳未満へのワクチン接種、保護者の５割「様子を見てから」　ネット「様子見の正しさ」「婉曲表現だよ」「公衆衛生を考えたら…」

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これは見出しや記事の書き方で印象が変わるケースです。
TBS系のニュースでは「ワクチン １２歳未満の保護者６６％が接種意向、野村総研の意識調査」として報道されています。

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元のアンケート結果を見てみると

子どものコロナ感染とワクチン接種に関する保護者の意識を調査 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)

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↑より引用
子どものコロナ感染とワクチン接種に関する保護者の意識を調査
〜保護者の66%が12歳未満の子どもへの接種意向を示す〜

となっているのでTBS系のニュースが素直な受け取り方に見えます。

↑より引用
一方、「もうしばらく様子をみてから接種させたい」人を含め、接種対象年齢の子どものワクチン接種を希望していない保護者（全体の21.6%）に対し、その理由を聞いたところ、最も多かったのが「副反応が心配だから（66.4%）」で、次は「将来的な安全性が確認できていないと思うから（62.9%）」でした（図3、複数回答）。

しかし少し気になる事が。
１２歳以上対象のアンケートでは「もうしばらく様子をみてから接種させたい」を「希望していない保護者」を「不安の理由」があるグループとして一括りにしているように見えますが、１２歳未満では「しばらく様子をみてから接種させたい（53.5%）」を接種意向グループに含めています。

「様子見」する理由がある以上、１２歳以上と同じく「不安の理由」があるグループに入るように思えます?

「６６％が接種意向」の見出しにすると、大半が接種を望んでいるようにミスリード気味なのでは？　「意向」とは上手いですね。

例えば見出しを「ワクチン １２歳未満の保護者87.1％が接種に迷い」とすれば別の記事のようになってしまいます。

一番大きな「５３．５％の様子見」を中心にしている時事通信さんの記事が、バランスが良く正しく数字を読み取っていいるように見えます。

ちなみにアンケートは「2021年9月28日から9月30日」で海外での接種停止のニュースは10月になってからです。
国内での添付文書を改訂話が出てきたのは15日なので、今アンケートを行えばさらに違いが出るはずです。

【副反応リスク】モデルナ製ワクチン、スウェーデンが30歳以下への接種停止　デンマークは18歳未満

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