中々、驚きの研究です。気体となったアルコールを吸引する事で原理的に肺の中を直接消毒してしまうという事ですね(;’∀’)
エンベロープ(被膜)をもったウイルス系にはすべてに有効な治療法になるかもしれません。

↑より引用
A型インフルエンザウイルスは、肺細胞を含む気道の表面を覆って保護している液体の薄い層の中に集まります。研究チームは、エタノール蒸気を投与することでこの液体中のエタノール濃度が20%に達すればウイルスを不活性化できると考えています。この濃度は、ヒトの細胞に似せて作成した人工の肺細胞で毒性がないことも確認されています。体温で人工の肺細胞に20%の濃度のエタノールを処理したところ、1分間で細胞の外側のA型インフルエンザウイルスは不活性化し、さらに、細胞内部のウイルスの増加も停止しました。

論文はこちら↓
「Accepted manuscript」となっていますので査読済みのようです。

DeepL翻訳
エタノール蒸気吸入処理によるインフルエンザA型呼吸器ウイルス感染症の致死抑制効果
エタノール蒸気でインフルエンザ治療https://t.co/sluAGIv264
石川裕規准教授は「(病院などに普及している)ネブライザー(吸入器)を使った臨床研究などを進め、人での効果や安全性を確かめたい」と話した
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 27, 2023
ネブライザー(吸入器)を使用するようですが、産経ニュースの写真の消毒液はエタノールではないのではかと不安を覚えます(;’∀’)
当然ながらメチルアルコール(メタノール)などのような消毒で使用する飲酒ができないアルコールでは危険ですので注意が必要です。
市販されているエタノールでも酒税法を回避するために添加物が含まれている商品が多いために実践する事は危険だと思われます。

↑より引用
エタノールと違い、人体に有毒な化学物質で、代謝によりギ酸(蟻酸)を大量に生成し、失明や代謝性アシドーシスに至るため飲用不可である。
私は風邪が長引いたときにはジンをストレートで飲んで治していました。もしかしたら根拠があったのかもしれません😅

↑より引用
ジンは、オランダの名門であるライデン大学医学部の教授が解熱利尿の薬用酒として使ったものが起源といわれています。つまり、薬だったのです。アルコールの発汗作用や利尿作用を目的としていた、と、今では解説できますが、正直、本当に効いていたのか、怪しいところです。



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