▼追加ソース
論文の掲載されたPNASは?
↑より引用
『米国科学アカデミー紀要』(英語:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America、略称:PNAS または Proc. Natl. Acad. Sci. USA)は、1915年に創刊された米国科学アカデミー発行の機関誌である[1]。略称の「ピー・エヌ・エイ・エス」と呼ぶのが一般的である。日本では「プロナス」と通称されるがこの名は国際的には通じない。対象範囲は自然科学全領域のほか、社会科学、人文科学も含む。特に生物科学・医学の分野でインパクトの大きい論文が数多く発表されている。総合学術雑誌として、ネイチャー、サイエンスと並び重要である。独立採算制で、政府やアカデミーからも資金を受けていないので掲載料によって費用を賄っている。
との事です。
この研究のリーダーはスイス・チューリッヒ大学の「Andreas Plückthun」という研究者です。
海外のウィキペディアには項目があるくらいの有名人ですね。タンパク質工学の科学者となっています。受賞歴も色々とある人物です。
氏のラボのページにも今回の研究の Shielded, Retargeted Adenovirus = SHREAD と呼ばれる技術の説明があります。
↑より引用
These adenoviral vectors are specific, as they can be programmed to use any cellular surface receptor of choice for uptake and infection. They are safe, as they can have no viral genes at all, cannot proliferate, and their DNA does not integrate into the genome. They have a very large genome (35 kB), and thus can encode multiple genes at the same time. Finally, they are covered by a designed protein shield that hides them from interacting with the immune system and other components of the body.
これらのアデノウイルスベクターは、細胞表面の任意の受容体を利用して取り込みと感染を行うようにプログラムできるため、特異性があります。また、アデノウイルスは、ウイルス遺伝子を持たず、増殖せず、DNAがゲノムに組み込まれないため、安全性が高い。ゲノムが非常に大きく(35キロバイト)、同時に複数の遺伝子をコードすることができる。さらに、免疫系や体内の他の構成要素と相互作用しないように設計されたタンパク質シールドで覆われている。
気になる安全性に対する配慮もあるようですね。期待しても良い技術なのでしょうか?
↑より引用
天然痘(てんねんとう、英語: Variola、Smallpox)は、天然痘ウイルスを病原体とする感染症の一つである[1]。疱瘡(ほうそう)、痘瘡(とうそう)ともいう。医学界では一般に痘瘡の語が用いられた。疱瘡の語は平安時代、痘瘡の語は室町時代、天然痘の語は1830年の大村藩の医師の文書が初出である[2]。ヒトに対して非常に強い感染力を持ち、全身に膿疱を生ずる。致死率が平均で約20%から50%と非常に高い[3][4]。仮に治癒しても瘢痕(一般的にあばたと呼ぶ)を残す。天然痘は人類史上初めてにして、唯一根絶に成功した人類に有害な感染症である(2021年現在)。
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