【理科大】2000度以上の“耐熱性”と“高耐酸化性”を有する複合材料の開発に成功 ネット「ジェットエンジン?」「まだまだ安定ではない?」

科学,実験科学
1ヨロロの名無しさん2022/11/18(金) 20:34:41.49ID:IEk1Bxj7

理科大、2000℃以上の耐熱性と高耐酸化性を有する複合材料の開発に成功

 東京理科大学(理科大)は11月17日、ジルコニウム(Zr)とチタン(Ti)合金をベースとした炭素繊維強化超高温セラミックス複合材料(C/UHTCMC)を開発し、特性解析を行った結果、2000℃以上の超高温にも耐えられることを確認したと発表した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

マイナビニュース 2022/11/18 18:05

理科大、2000℃以上の耐熱性と高耐酸化性を有する複合材料の開発に成功
東京理科大学(理科大)は、ZrとTi合金ベースの炭素繊維強化超高温セラミックス複合材料(C/UHTCMC)を開発し、2000℃以上の超高温にも耐えられることを確認したと発表した。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20221118-2516824/

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▼追加ソース

東京理科大学のプレスリリースはこちら。

↑より引用
本研究をさらに発展させることで、スペースシャトルやロケット材料など、過酷な環境下への耐性が求められる航空・宇宙分野での活用が期待されます。

井上遼講師の研究室。最初に名前の出てくる小出士純氏もこのメンバーです。

研究室の概要
機械部材・部品に用いられる材料に要求される性能は様々です。本研究室では、金属(や合金、金属間化合物)、セラミックス、プラスチックに加え、これらの材料を巧みに組み合わせる複合化技術を駆使し、それぞれの材料単独では得られない特性を発現させ、多様なニーズに応える機械材料を創出すべく研究を行っています。特に、CMC(Ceram

↑より引用
機械部材・部品に用いられる材料に要求される性能は様々です。本研究室では、金属(や合金、金属間化合物)、セラミックス、プラスチックに加え、これらの材料を巧みに組み合わせる複合化技術を駆使し、それぞれの材料単独では得られない特性を発現させ、多様なニーズに応える機械材料を創出すべく研究を行っています。

論文はこちら↓

Degradation of carbon fiber-reinforced ultra-high-temperature ceramic matrix composites at extremely high temperature using arc-wind tunnel tests - Journal of Materials Science
The heat resistance of carbon fiber-reinforced ultra-high-temperature ceramic matrix composites (C/UHTCMCs) was characterized by arc-wind tunnel testing with he

日刊工業新聞にも掲載されたようですが有料記事なので確認できていません。

本学大学院生、教員らが共同開発した「炭素繊維強化超高温セラミックス複合材料」が『日刊工業新聞』に掲載|東京理科大学
工学研究科 機械工学専攻 修士課程1年 小出 士純さん、工学部 機械工学科 井上 遼講師、先進工学部 マテリアル創成工学科 新井 優太郎助教らの研究グループが開発した「炭素繊維強化超高温セラミックス複...

↑より引用
本開発品は、2000℃以上の超高温にも耐えることができます。
今後は、極超音速機の耐熱材料としての展開が期待されます。

日刊工業新聞による「ニュースイッチ」では閲覧できる記事がありました。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

↑より引用
ジルコニウムとチタンが8対2の複合材は2000度Cまでジルコニウム酸化物固溶体と液相を維持した。2600度Cでは表面が液相になり、酸化物がなくなる。これ以上の高温では固体酸化物を形成して守る必要がある。極超音速機は空力加熱で表面温度が2000度C以上になる。

まだ実用化までは道のりがありそうですが、日本国内でこのような研究が進んでいるのは嬉しい限りです。
技術的な内容は私には理解不能ですので科学板の方々の解説をご覧ください↓

【繊維】着るだけで綿のシャツより皮膚温度が5度低くなる服が登場 体熱を吸収して外部に放出する新素材 ※
【朗報】コンクリートに炭素シート「グラフェン」を混ぜることで従来の30%の強化に成功
【エネルギー】「核融合・熱」によるボイラーが実用化へ、金属積層チップで熱を取り出す ネット「未知の反応?」「だ、騙されないぞ!!」「本当なら素晴らしいが…」
【物理】約-270℃まで冷却した原子は気体と液体の特徴を持つことが判明 近大が確認 ネット「すごすぎてピンとこない」「シミュレーションだろ」「近大の理系は凄いな」
2ヨロロの名無しさん2022/11/18(金) 23:34:01.52ID:T5L/pooK

ざっとマイナビを読んだけど
1 熱すると膨らむ
2 熱すると組成が変化して特性が良いほうに変わる(ただし、どこかで変化が止まるのか不明。崩壊モードに到達するかも)
3 熱すると表面に液相ができる
4 剛性、粘性、弾性などの物性はどうなっているのか

率直なところ、全体が溶融しないというだけで、まだまだ十分に強くて安定ではなさそうな気配がする

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3ヨロロの名無しさん2022/11/18(金) 23:46:10.73ID:Gf8G+mWk

>>2
ケイ素系のCMCみたいに耐熱性高いけど熱分解しちゃうとかだとまだ使いにくいかな
耐~性とかの基準って総括的な指標じゃない事が殆どなんだよね

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18ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 12:00:32.26ID:V8qdjwIX

>>3訂正
そもそもSiCCMCと比較してたな
液相ってワンクッション置いてどれだけ耐えるのかなというループ

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4ヨロロの名無しさん2022/11/18(金) 23:57:58.86ID:LF52ESJe

トリウム熔融塩炉に使えないかなぁ

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19ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 13:52:18.25ID:jcCQ9UqO

>>4
そんなの普通の合金でいいじゃん
その釜を熱交パイプでぐるぐる巻きにして溶融塩満たすだけ

釜は常に表面冷やされることになるから溶融(メルトダウン)しない

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20ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 14:23:02.13ID:V8qdjwIX

>>19
小型化に関わるからじゃないだろうか

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トリウム熔融塩炉は未来の原発か?
かつてアメリカのオークリッジ国立研究所で開発されたものの、歴史の闇のなかへと消え去ったまぼろしの原発「熔融塩炉」。2011年に中国が本格的開発に乗り出すことを発表した失われたテクノロジーは、本当にクリーンでグリーンで安全なのか? かつて福島第一原発3・5号機の設計を担当し、現在は世界を舞台に「トリウム熔融塩炉」の可能性
6ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 01:27:06.81ID:+kG8y6F4

2000度はすごいな

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7ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 04:41:40.22ID:72O4UNXQ

ガンダリウム合金とどっちが頑丈ですか?

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10ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 06:51:13.78ID:NDhlc7TD

軍事素材に転用可能だから、スパイされんように大学内の〇と〇を排除しとけよ。

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11ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 07:47:02.96ID:GqZCBCkG

スペースシャトルの耐熱タイルに最適
NASA から注文が殺到
忙しなるで、かなんなー

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14ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 09:06:11.43ID:8/gvbuue

酸化に強いなら火星でも使える

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15ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 10:40:15.34ID:5kTtMtEa

金属部分なみの熱膨張率なら構造用材料としての用途も考えられるだろうけどなぁ。

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17ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 11:31:51.47ID:d7D7Fp6e

バイエンススーツできるな

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21ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 15:03:18.42ID:49+zh9wX

捨てるの大変そう

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24ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 22:03:26.83ID:slYNN41s

スペースXが買い付けて次世代のスターシップ・スーパーヘビーに使ったら本物

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25ヨロロの名無しさん2022/11/19(土) 22:21:21.82ID:2A4Q/Idz

剛性や加工性に優れてるならジェットエンジンに革命が起きるんだがどうだろう

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28ヨロロの名無しさん2022/11/20(日) 01:20:16.58ID:/+LXc8RW

>>25
それより熱分解が最大の障壁なんでまずそこクリアしないと
あと次点で靭性か

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33ヨロロの名無しさん2022/11/24(木) 00:42:27.30ID:4y3scT51

ゼットンが口から吐く火球の温度1兆度には耐えられまいw

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34ヨロロの名無しさん2022/11/24(木) 07:26:53.06ID:g2fY1YPE

ゼットンの口を解析すれば、1兆度の熱にも耐えられるようになるだろ
ゼットンの口を持って来て提供してやれよ

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ゼットン - Wikipedia

↑より引用
地球侵略を企むゼットン星人の操る怪獣として、『ウルトラマン』の最終回(第39話)に初登場。ウルトラマンを完全に倒した初の怪獣であり、後年の作品への登場時にもこのことが語られている。一般的にも最強の怪獣として認識されている[1]。

35ヨロロの名無しさん2022/11/24(木) 09:19:26.87ID:EhWItvro

NASAが似たようなの作ってなかった?

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37ヨロロの名無しさん2022/11/24(木) 09:37:15.20ID:IKY1V7W4

普通はこういう材料って1400℃とかまで耐えられるって書いてあるね

これをジェットエンジンの燃焼室やタービンにする時は
その表面に小穴を開けて空気を拭きだしてエアフィルムを作り出して
直接もっと熱くならないようにして、1800℃とかに耐えられるようにする

今回のは2000℃に直接耐えるのか?と思ったら
2000℃だと表面に液相が出来てしまう

これだとジェットエンジンとか、あるいは航空機の表面なんかに使ったら
圧力が加わって液相部分があちこちに動いちゃうからダメじゃないの?
と懸念する人がいる

もしその液相部分が2000℃、数千気圧でも動かない!というのなら
実にありがたい事だ
だが液相が圧力を加えられて動かないなんてあり得るのかなあ?

この素材はセラミック繊維が多いみたいなので
その繊維内に液相がしみ込んで安定する!というのなら
少しだけ望みがあるのか?
でもそれだと毎回少しずつ形が変わるって事だよなあ

もしこの素材の強みを、航空機材料だけでなく原子炉などで活かせるのであれば
それはそれで非常に素晴らしいのだろうな

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39ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 07:38:27.04ID:Aq2I+u4O

耐酸化性って、セラミックの材料は
すでに酸化してるような。

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40ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 10:54:22.72ID:fU86M9BH

>>39
熱風を受けて分解するんだよ
あるいは過酸化する
電離したりもするプラズマ環境下だとなおキツイ
シリコンカーバイドセラミックスなんかは熱分解しやすい事がネックになってたりする

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41ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 11:02:00.12ID:fU86M9BH

>>40
ごめん訂正する
シリコンカーバイド繊維ね

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42ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 11:23:24.46ID:40XS1Z84

熱分解はいわば、高熱で溶けたり沸騰したりする現象で
酸化はあまり関係がない。

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43ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 12:15:57.57ID:fU86M9BH

>>42
それは単に融点を超えた溶融では?
熱分解は酸素無しでも化学反応が進む事を指す
酸化とは電子のやり取りでもある

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44ヨロロの名無しさん2022/11/25(金) 14:25:38.91ID:PUPOwrlY

水が酸素と水素に分解するのも
熱分解ですな。

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熱分解 - Wikipedia

↑より引用
熱分解(ねつぶんかい、英語: pyrolysis)は、有機化合物などを、酸素やハロゲンなどを存在させずに加熱することによって行われる化学分解である。化学合成の変化を実験で調べることができる。また逆反応は起こらない。英語 pyrolysis の語源はギリシャ語由来の形態素 pyro-〈火〉と -lysis〈分解〉の合成によるものである[1]。蒸気の共存下に行われる場合もある。

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